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お知らせ

カルニチンやアシルカルニチンとは何ですか?

2014.06.06

カルニチンは脂肪酸がβ酸化を受ける際に、ミトコンドリア内に脂肪酸を運ぶ役割があります。アシルカルニチンとは、そのカルニチンと有機酸や脂肪酸を由来とするアシル基が結合したものです。特定の疾患によって上昇するアシルカルニチンの種類に特徴があるので、それを利用して生化学的に疾患を推定します。スクリーニングにおけるタンデムマス分析は全血中の濃度を測定していますので、商業ベースで行われているアシルカルニチン分画とは値なども異なるので注意が必要です。